開花展 代表者: 碧海るい
インタビュー
作品作りは何歳から
人に見せる作品として制作し始めたのは、20歳の時からです。
保育園生の時から、動物や植物の絵を描いたり、漫画を描いていました。
作品作りのきっかけ・動機
20歳の時に、絵が描きたいと思ってから、まず自分でデザインした服が欲しいと思いました。
suzuriというアプリを使って(自分の作品を服に印刷できるサービス)服に印刷したい絵を描き始めたのがきっかけです。
それから、親しい友人にその人が好きそうな景色や雰囲気を絵に落とし込み、ポストカードや服をプレゼントし始めて、だんだんと今の活動に至ります。
開花展(合同展)開催までの経緯など
私自身作家になりたいと同時に、まだポピュラーになっていない若手の作家さんが展示を通してより自分の表現の確立ができる場所、アーティスト同士の交流を通して自分自身の魅せ方を試行錯誤していく機会になれば、そして一番に若いアーティストが作品によって売り上げを立て、作家活動が継続できるように、開花展で作品が売れる成功体験を積んでほしいという思いがあり開催を決めました。
「開花展」という名前の由来は
開花展も副題は「個性が花開く展示会」です。
アーティストさんの世界観や個性が花開き、その人しか生み出せない表現を尊重し深めてほしい、という思いから名づけました。
合同展の良いところ、難しいところなど
合同展の良いところは「交流」ができるところです。
開花展には多くの芸大生・美大生が参加してくれていますが、大学内では意外と学部を超えた交流がないといいます。
また、社会人のアーティストの方の参加もありますので、学生、社会人双方に刺激があると思います。実際、開花展で出会ったアーティストさん同士で別の合同展を開いたり、開花展後も交流があります。
難しいところは、幅1メートルのスペースでその人の世界観をお客さんに魅せるには個々の工夫が必要になることです。
本展示で特に鑑賞してほしいところ、おすすめの作品など
開花展では作品だけでなく、制作しているアーティストさんがどのような想いで制作されているか、作品の奥に存在するアーティストさんの存在に思いを馳せてほしいと思います。
13日の18:00〜19:00で出展者さん含め鑑賞ワークショップを行うので、お気軽に遊びに来ていただけたらと嬉しいです。
学生時代はどんな学生だったか
私の出身大学は国際系の大学で、主に英語や中国語を学んでいました。
大学2年生ごろから芸術に目覚め、勉強したり制作したりしていました。
大学生のころから、イベントの開催は小規模ながらもやっていて、その時からすでに人と関わること、人と人を繋ぐことが好きだったのだと思います。
趣味や普段なにをしてインスピレーションを受けているか
植物の絵を描くのが好きなので、家で観葉植物を育てたり花を買ってスケッチをしたり、海を見に行って石を描いたり、好きな喫茶店で家具やランプを描いたりしています。
スケッチをしに出かけることもあります。
また、最近は映画や読書にも時間を充てていて、様々な人の思想を絵に落とし込めたらと考えています。
好きなアーテストは
大竹伸朗さんと、ルートゥ・ブリュックさんです。
大竹伸朗さんは直島に旅行した時に作品を見ました。
「I❤︎湯」という作品に出会って、ローカルな場所なのにまるで都会の歓楽街のようなギャップの雰囲気を感じ、とても面白かったです。
ルートゥ・ブリュックさんは好きな本屋さんで作品集に出会って、一目惚れしました。ぜひ調べてみて欲しいです。
今後、展開していきたいことは
若いアーティストさんの作品販売に力を入れていきたいです。展示会だけでなく、別の形も模索しています。
その他(アピールしたいことなど、自由に)
私たちや美術館やギャラリーで有名なアーティストさんの作品を見たり親しんでいますが、学生さんの作品もとても素敵なんだと伝えたいです。
学生さんは学生期間中たくさん葛藤して、技術を磨いて制作しています。
より多くの学生さんや若いアーティストの方々が制作し続ける選択を取れるように、そのために作品を買っていただける方にいかに来てもらうかが大事なので、これからも活動を続けていきたいと思います。